May 05, 2011
FXの毎日スワップ金利がつきます
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【届かない支援】(中)
被災した障害者は自宅で耐えていた。
「うちに帰っても何もなかったけど、その方がまだ生活しやすかった」。全壊した自宅で暮らす宮城県石巻市の鈴木明美さん(51)は、ぽつりと言った。
鈴木さんは6年前、多発性硬化症という難病を発症。視神経など中枢神経系に炎症を繰り返す病気で、目の前のものがほとんど見えなくなり、しばしば右半身がしびれて立ち上がることすらできなくなる。
震災で自宅が津波にのまれ、近くの避難所に向かった。しかし薄暗い体育館では介助がなければ歩くことができなかった。「道を覚えていればゆっくりでも歩けるが、広い体育館に人の頭や足、ストーブがあったりで、どうしようとパニックになってしまって」
トイレを我慢すればいいと考えたが、水を控えると体調を崩し、体が動かなくなった。家族を失った人や自分より高齢の人が協力して避難所を運営しようとしているなか、「自分が動くだけで誰かに迷惑がかかる」と思うとつらくてたまらなくなり、震災から2日後、泥まみれの自宅に戻った。
2人の息子は独立して今は夫と2人暮らし。自宅は「明るい方が見えやすいから」と昨年大きな窓にリフォームしたばかりだった。基礎が崩れ、1階は床上1・8メートルほど浸水。壁には穴が開いた。必需品もほとんどが流されていた。自宅に残った食料と、近所の人が分けてくれたものでしばらく命をつないだ。
4月に入り、通っていた難病支援センターの職員が連絡をくれ、支援団体につないでくれた。一方で石巻市が派遣した保健師が来てくれたのは6月。「高齢者や障害者のサポートはないんですか」と尋ねると、「避難所でないと支援は受けられない」と言われた。
今も支援団体が持ってきてくれる食料や生活用品に頼っている。4月下旬に申し込んだ仮設住宅はまだ当たらず、余震のたびに自宅は少しずつ傾いていく。
震災で適切なケアが受けられなくなり、症状が悪化した人もいる。
「車いす、本当は手放したいんだけどね」。石巻市中心部から離れた福祉避難所で生活する高橋伸之さん(34)は、慢性関節リウマチで右足が自由に動かない。それでも震災前は、つえをつかって歩けた。
自宅は震災で半壊。トイレや風呂には車で外に出なければならず、両親や兄弟に負担をかけたくないと、自宅の庭に止めた車の中で生活した。助手席のシートを倒して足を伸ばし、寝泊まりする日々が3カ月ほど続いた。
震災前はリハビリのため仙台市内の病院に週2回通院し、関節をほぐし、歩行訓練をしていた。しかし、震災後3カ月間通院できず、薬も手に入らなかったことで、車いす生活を余儀なくされた。
石巻市の職員が自宅を訪問し、介護の必要な高齢者や障害者を受け入れている福祉避難所に入ったのは7月10日。今は、デイサービスで軽い運動や入浴はできる。だが、「もう少し早く気づいてもらえなかったのか」という思いは消えない。
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夏祭りや野外イベントなどから暴力団を締め出す動きは、全国各地で広がっている。露店の収益金が暴力団の資金源になり、活動を助長させかねないとの懸念が背景にあるが、現行の暴力団対策法を自治体レベルで補完する暴力団排除条例の施行も進んでおり、官民挙げての封じ込めは徐々に効果を上げつつある。
岐阜県郡上市で7月から始まった郡上おどり(重要無形文化財)では、運営委員会が今年、暴力団関係者に露店を出させないための規則を策定。申請に際して運営スタッフ全員の顔写真が入った書類提出を義務づけ、最終的な出店許可には警察への照会を徹底した。
一方、自治体による暴力団排除条例の整備も進んでいる。警察庁によると、大阪や兵庫など30道府県ですでに施行。東京や沖縄など残る17都県でも年内に施行され、都道府県単位では全国で条例が出そろう。
市町村単位での制定も進んでおり、大阪市は今秋の施行を目指している。ただ、市の担当者は「家族や他人名義で出店申請するケースも多く、実態として暴力団の影響は依然消えていない」と危惧する。
暴力団事情に詳しいノンフィクション作家の溝口敦さんは「山口組などの広域組織の関係者が入れば、露店の収益が吸い上げられ、活動資金にもつながる。警察の協力や継続的な監視だけでなく、広域組織と露天営業をいかに切り離すかも考えていく必要がある」と指摘している。
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